アンチエイジングに効果期待の食べ物
西洋の栄養学では、牛乳を500cc飲むのと、プロセスチーズを100g
食べるときの摂取エネルギー量は同じなので、どちらも同じように血と
なり肉となるという考え方をします。
しかし、漢方では、白い牛乳は身体を冷やし、黄色いチーズは身体を
温めると考えます。
チーズを食べれば体内の老廃物は効率よく燃焼し、水分もどんどん
排出されてダイエット効果があると同時に、細胞の乾燥も防いでくれま
す。逆に、白い色の牛乳の飲みすぎは体内の水たまりを増長するため
細胞の乾燥は悪化し、しかも水太りの肥満を呼びかねません。
同じ原料から出来ているものであっても、色の薄いものは身体を冷やし
色の濃いものは身体を温めるのです。
同じ観点でいいますと、青・白・緑色の葉菜が身体を冷やし、赤・黒・橙・
黄色の根菜が身体を温めることがわかります。
陰性体質の人や、乾燥が気になる人は身体を冷やす色の食べ物を避け
、温める色の食べ物を選ぶと良いでしょう。
根菜以外にも、赤い色をしている肉、魚、野菜より濃い色をしたワカメや
コンブなどの海藻、白米に熱を加えて色を濃くした(白→こげ茶色)チャ
ーハンなどは、身体を温めます。
何も難しいことを考えなくても、食べ物の色で判断すればいいのですか
ら簡単ですよね。具体例を見てみますと、
青・白・緑色の冷色系の食べ物 |
→ |
赤・黒・橙・黄色の暖色系の食べ物 |
牛乳 |
→ |
チーズ |
白パン |
→ |
黒パン、ガーリックトースト |
白米 |
→ |
玄米、チャーハン、胚芽米 |
大豆 |
→ |
小豆、黒豆、納豆 |
白ワイン |
→ |
赤ワイン |
ビール |
→ |
黒ビール(紹興酒、日本酒) |
葉菜類 |
→ |
根菜類、海藻 |
うどん |
→ |
そば |
緑茶 |
→ |
紅茶 |
白ゴマ |
→ |
黒ゴマ |
白砂糖 |
→ |
黒砂糖 |
酢 |
→ |
黒酢 |
バナナ、パイナップル、ミカン |
→ |
リンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーン |
クリームの乗った洋菓子 |
→ |
小豆でできたあんこの和菓子 |
漢方ではこのように食べ物の性質を「色」で判断することが多いのです
が例外としてその「食べ物のでき方」から判断することもあります。
「上へ上へと太陽に向かって伸びていくもの」はそれ自体が冷えていま
す。「下へ下へと地中に根を下すもの」は、それ自体が暖かいですので
バナナやココナツの実のように、地面から離れて生えているものは身体
を冷やし、逆にネギ、タマネギ、イモ類などはたとえ色が白くても身体を
温める作用があります。
また、同じ葉菜であっても、巻き込むような形で地面と接して生えている
キャベツは身体を冷やすことはなく、色の濃いホウレン草や小松菜、長
ネギなども身体を温めます。
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