アンチエイジングとは、老化に対抗すること、いつまでも若々しく健康に生きること。 そんなアンチエイジングをお考えのあんたへ! 漢方の考えを取り入れたアンチエイジングの方法をご紹介します。 ぜひご覧になってアンチエイジングを実践してください。
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みずみずしい身体を作るために無理して水を飲んでいませんか?
○ 以前は何を飲んでも食べても平気だったのに
最近は食べたものが胃にもたれたり二日酔いになったりする。
○ お腹まわりの「中年太り」がじわじわと進んできた。
○ 髪の毛のコシがなくなってパサパサし
抜け毛や薄毛で髪のボリュームも気になる。
○ スラリとしていた足がいまや「大根足に」・・・
あなたも、身に覚えがないでしょうか?
これらの「老化現象」の原因はただ一つ。
「身体の乾燥」が進んでいる結果なのです。
その証拠に
お魚を乾燥させれば干物になりますし(皮膚にシワが増える状態)
また、木が枯れると中がスカスカになります。(骨粗しょう症の状態)
あるいは、切花は時間がたつとしおれ
ドライフラワーになってしまいます。(水分が吸収できなくなった状態)
これと同じことがあなた自身の身体の中で、今も着々と進行しているのです。
「乾燥」を放置して
あなたの身体を「干物」や「ドライフラワー」にしてはいけません。
■ 「水の飲みすぎ」が老化を早める
ただ水を飲んでも体内の「乾燥」は止められない。
あなたは毎日、こんなことをしてはいませんか?
身体をいつまでもみずみずしくしたい。なので
1日2リットルを目標にしてミネラルウォーターを飲んでいます。
血液がドロドロにならないために
寝る前にコップ1杯の水を飲むのが習慣です。
朝、起きたときに冷たい水をぐいっと1杯
これで目覚めもスッキリです。
カバンの中には、いつも何かのペットボトルが入っています。
残念ながら、こうした水の飲み方は全部×です。
ダメどころか、かえって「老化」を促進させているのです。
確かに老化の敵は「乾燥」です。ところが水を飲みさえすれば体内に
充分に水分が行き渡るわけではありません。
ここに重大な思い違いがあるのです。
「みずみずしい肌」「水をはじく綺麗な肌」「水もしたたるいい男」
などの言葉からも若々しさや美しさを保つ上で
「水」が極めて大切であることがわかります。
柔らかでしなやかだった新芽や若葉が
落ち葉や枯れ木になってしまうと乾燥して硬くなるのは
まさしく水分が抜けてしまった結果です。牛肉や羊肉、トリ肉なども
若いものほど柔らかくおいしいので重宝がられています。
これらもすべて同様のことで「乾燥=水分不足=老化」という図式は
だれにでもうなずける事実ではないでしょうか。
これらのことは、もちろん人間にもあてはまります。
例えば、背格好、姿形がほとんど同じ老人と若者が同じ服を着て
同じ帽子をかぶって後ろ向きに立っていたとしましょう。
遠くからながめたのではどちらが年配者かは、なかなか判別できません。
しかし、歩いたり、地面に落ちているものを拾ったりする動作を見ますと
すぐにわかります。若い人の動作は柔らかく優美ですが、
残念ながら老人の動作は硬くてぎこちなく歯車的な動きだからです。
これも年をとると骨や筋肉(の細胞)から水分が失われ
乾燥して硬くなったためなのです。
それなら、この乾燥=硬さを防ぎ、改善するためには
「水分」をたくさん摂ればいいのかということになりますが
事はそう簡単ではありません。
水分は「両刃の剣」的な性質を持っているからです。
口から摂り入れられた水分は、胃や腸から吸収されて血液中に入り
最終的には全身の60兆個の細胞に吸収されていきます。
しかし、この重要な水分は、一方でマイナスの一面があります。
例をあげればすぐにわかります。
それは身体が雨に濡れると冷えたり
風呂上りに十分に皮膚の水分をふき取らないでいると湯冷めしたり
また、「冷却水」という言葉があるように
水はモノを冷やすという一面です。
では、体温より冷たい水分をたくさん飲んで
胃腸を冷やすとどうなるでしょうか?
胃腸の働きが低下し、胃腸から血液への水分の吸収が悪くなって
胃腸や腸管の中に水分がたまってしまうことになります。
少し動いただけで、胃のあたりからポチャポチャと水の音(振水音)
がする方は胃腸が冷えて、余分な水分がたまっている証拠なのです。
私たちの身体の中の細胞・組織・臓器などは、つきつめれば「水分」と
「体熱(36.5℃以上の体温)」によって働いています(=代謝)。
よって、体温が低かったり、ある臓器・組織・細胞の周囲が
冷えていますと、細胞は血液の水分を吸い上げる力が低下します。
こういう状態では、たとえ飲んだ水分が胃腸から順調に吸収されて
全身の細胞に血液とともに運ばれたとしましても
細胞内に水分が吸収されずに、例えば、皮下の細胞と細胞
の間(細胞間質)に水分がたまってしまう(細胞外液)。
これが浮腫=むくみになるのです。
「みずみずしい肌」や「若々しい筋肉・骨・内臓」を保つために
必要な水分とは、「細胞内の水分」のことであり、細胞外液、
つまり、胃袋・腸管、副鼻腔、肺胞、皮下の細胞と細胞の間
(細胞間質)、血液中、眼の水晶体などの水分は多く存在しても
それは害にこそなれ、若さや健康を保つ
アンチエイジングの要因にはならないのです。
したがって、私たちの身体は細胞外液が多い場合
それを対外に出して捨てて少しでも身体を温めようという
メカニズムが働くのです。
アンチエイジングのつもりが、逆に老化を…「5つのポイント」 その1
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