アンチエイジングに効果期待の食べ物
アルコールを飲みますと、身体が熱くなって気分がよくなります。
このことから、アルコール類は「身体を温めるもの」と思っている人も
多いのではないでしょうか?
しかし、、結論からいいますと、アルコールにも身体を温める作用のあ
るものと、冷やす作用のあるものがあります。
ビールやウィスキー(とくに水割りやロック)は、身体を冷やします。
なぜなら、原料の麦が身体を冷やす食べ物だからです。
一方、北方産のブドウを原料とするワインやブランデーは、原料を発酵
させてアルコール化しています。そのため、原料のブドウそのものより
も、身体を温めるほうに傾いています。
白ワインより赤ワインが身体を温めるのは、色から判断すれば明らか
ですよね。なので、身体の乾燥が気になる人は、ビールやウィスキー
ではなく、赤ワインやブランデーがおすすめです。
また、紹興酒は色が濃く、北方民族であります漢民族のお酒でありま
すので、身体を温めるのです。
日本酒は米が原料ですので、熱カンにして飲めば、より身体を温める
飲み物になります。
今話題の、焼酎とくに芋焼酎も原料はサツマイモですので身体を温め
る飲み物です。お湯割にして飲めばより一層、身体を温める効果があ
ります。
ですので、日本酒も、芋焼酎も赤ワインや紹興酒などとともに
乾燥つまりアンチエイジング向きなアルコールということになります。
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アンチエイジングに効果期待の食べ物
アンチエイジングに期待の食べ物が「塩分の利いた食べ物」というと驚
かれるかも知れませんがこれから紹介する記事を読んでみてください
東北地方の人は昔から、塩分の多い食物を摂ってきました。身体を温
めないと厳しい冬を乗り切れなかったからです。
つまり、寒い地方や身体が冷えている陰性体質の人は、身体を温める
ナトリウム(Na)を含んだ食物の代表格である塩をしっかり摂らなけれ
ば、生命と健康を維持できないのです。
暖房が現在のように整っていない時代に、もし塩分を摂らなければ、冷
えからくる風邪や肺炎などの感染はまぬがれなかったに違いありませ
ん。
また、塩分には、物質を引き締める作用もあります。塩で野菜を締めた
漬物は、生野菜に比べてずっと嵩(かさ)が小さいです。
また、海水浴に行きますと、身体が引き締まったように感じますし、変な
話ですが尿意を頻繁にもよおします。
これはすべて、「物質から水分を排出する」塩の作用によるものです。塩
には、水分を追い出し、物を引き締める作用があるのです。
このように、塩の効果は身体を温めることだけにとどまりません。水分を
追い出す作用もあるわけですから、「腎」の強化には欠かせません。
体内に余計な水たまりができて乾燥してしまっている人は、しっかりと塩
とくに自然塩(粗塩)を摂ることをおすすめします。
昨今の「減塩」ブームによって、塩はできるだけ控えめにして、代わりに
ヘルシーな酢をとりましょうということをよく耳にします。
しかし、注意が必要です。身体を冷やす食品にはカリウム(K)が多く含
まれ、その代表格が「酢」なんです。「酢」そのものにはすぐれた健康効
果がありますが、身体を冷やす性質が強いですので、陽性体質の人は
ともかく、陰性体質の人や乾燥が気になる人は、粗塩を加えたり黒酢を
使うなどの工夫をして摂ることが必要です。
これらのことから、塩気の利いた食べ物はアンチエイジングに効果のあ
る食べ物だということが出来ます。
しかし、いくらアンチエイジングに有効だといいましても、何にでも塩や醤
油をかけて食べるような塩分の摂りすぎは、やはり健康によくありません。
何事においてもいい塩梅(あんばい)がいいのです。
アンチエイジングに効果期待の食べ物
西洋の栄養学では、牛乳を500cc飲むのと、プロセスチーズを100g
食べるときの摂取エネルギー量は同じなので、どちらも同じように血と
なり肉となるという考え方をします。
しかし、漢方では、白い牛乳は身体を冷やし、黄色いチーズは身体を
温めると考えます。
チーズを食べれば体内の老廃物は効率よく燃焼し、水分もどんどん
排出されてダイエット効果があると同時に、細胞の乾燥も防いでくれま
す。逆に、白い色の牛乳の飲みすぎは体内の水たまりを増長するため
細胞の乾燥は悪化し、しかも水太りの肥満を呼びかねません。
同じ原料から出来ているものであっても、色の薄いものは身体を冷やし
色の濃いものは身体を温めるのです。
同じ観点でいいますと、青・白・緑色の葉菜が身体を冷やし、赤・黒・橙・
黄色の根菜が身体を温めることがわかります。
陰性体質の人や、乾燥が気になる人は身体を冷やす色の食べ物を避け
、温める色の食べ物を選ぶと良いでしょう。
根菜以外にも、赤い色をしている肉、魚、野菜より濃い色をしたワカメや
コンブなどの海藻、白米に熱を加えて色を濃くした(白→こげ茶色)チャ
ーハンなどは、身体を温めます。
何も難しいことを考えなくても、食べ物の色で判断すればいいのですか
ら簡単ですよね。具体例を見てみますと、
青・白・緑色の冷色系の食べ物 |
→ |
赤・黒・橙・黄色の暖色系の食べ物 |
牛乳 |
→ |
チーズ |
白パン |
→ |
黒パン、ガーリックトースト |
白米 |
→ |
玄米、チャーハン、胚芽米 |
大豆 |
→ |
小豆、黒豆、納豆 |
白ワイン |
→ |
赤ワイン |
ビール |
→ |
黒ビール(紹興酒、日本酒) |
葉菜類 |
→ |
根菜類、海藻 |
うどん |
→ |
そば |
緑茶 |
→ |
紅茶 |
白ゴマ |
→ |
黒ゴマ |
白砂糖 |
→ |
黒砂糖 |
酢 |
→ |
黒酢 |
バナナ、パイナップル、ミカン |
→ |
リンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーン |
クリームの乗った洋菓子 |
→ |
小豆でできたあんこの和菓子 |
漢方ではこのように食べ物の性質を「色」で判断することが多いのです
が例外としてその「食べ物のでき方」から判断することもあります。
「上へ上へと太陽に向かって伸びていくもの」はそれ自体が冷えていま
す。「下へ下へと地中に根を下すもの」は、それ自体が暖かいですので
バナナやココナツの実のように、地面から離れて生えているものは身体
を冷やし、逆にネギ、タマネギ、イモ類などはたとえ色が白くても身体を
温める作用があります。
また、同じ葉菜であっても、巻き込むような形で地面と接して生えている
キャベツは身体を冷やすことはなく、色の濃いホウレン草や小松菜、長
ネギなども身体を温めます。